帰国子女 ライティング

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中学受験 英語入試

中学受験でライティングが必要で帰国子女の専門塾に通ってネイティブの家庭教師をつけても、子どもの合格への客観的な指標を親が入手できないのが問題点。講師が評価シートを授業後に配布して解決しています。

1,000語以上ライティング必要な学校

4校が該当。広尾学園の帰国入試(概要)、広尾小石川の帰国入試(概要)、学芸大国際、海城中学校の帰国入試(概要)で帰国入試の試験科目、合格に必要な解き方をまとめています。

広尾系の2校は英文を読んで記述で解答する問題とライティング1問だけの出題です。

学芸大国際、海城中学校はエッセイ ライティングのみ1題の出題です。英文の読解問題は出題されていません。学芸大国際は1題のライティングのみ、海城中学校は2題のライティングが出題されます。

350語以上ライティング1題のみ対策

対策が欠かせないのが渋幕中の帰国入試(概要)です。アメリカの大学入試を最も体現した形式での出題です。ライティング意外にも様々な形式の問題が出題されますが、総合的に判断するとアメリカの入試を忠実に12歳時点の問題にした出題で世間の評価が高いのも頷けます。

ここで渋幕中を例に挙げて、ライティングの合格答案について論じてみるとしましょう。

30分でエッセイライティングが出題される渋幕中では答案用紙が裏と表の両面刷りになっています。練習を積むと、600 words まで書くことが可能です。小6で帰国した受験生には600語書くことが可能な方が多いです。

困った事態は語数が多い答案が合格しやすいのか? の質問なのです。

困った事態は語数が多い答案が合格しやすいのか? の質問なのです。

正解は語数に関係なく、内容が最も重視されるという回答です。すなわち、280語でも内容が凝縮された濃度の高い答案に仕上がっていれば合格になり、仮に590語でもコンテンツの充実度が低ければ不合格になるのです。

The longer is not always the good essay. The quality is the top priority.

渋幕中、帰国入試の説明会で 2019年11月

合計300語以上ライティングが出る学校

2校あります。渋渋の帰国入試(概要)市川学園12月帰国入試(概要)でライティングが出題されます。

渋渋は他校とは全く異なる傾向のライティングが1題、オーソドックスなライティングが1題、合計2題出題されます。市川のライティングは150語以内の問題が複数出題されるので、合計すると300語前後になります。

合計150語ライティング出題校

2校の出題があり慶応湘南藤沢中等部の帰国入試(概要)大妻中学校の帰国入試(概要)で150語の英語ライティングが入試で出題されています。

慶応湘南藤沢中等部の英語は当初の難問から年々、易しくなっていますが、作問担当の先生は入試問題研究に入念に取り組んでいて「書きにくい問題」がいつ出題されても不思議でない学校の一つです。

80語ライティング出題の学校

2校が要注意で聖光学院中学校(概要)白百合学園中学校(概要)の出題には今後、傾向の変化に警戒が必要です。

聖光学院中学校は英語のライティング部分の出題で語数を300語まで増加させることも可能です。実際、大学入試の英語で語数に上限が設けられていない出題があります。

白百合学園中学校は試験時間が短いので語数も少ない出題になっています。近隣の一貫校が英語入試で生徒を集めるのに成功している事実から予想すると150語に語数を増やした方が得策なので・・・

ライティング出題なかった学校

英語のライティングが出題されていないのに受験生の人気が高いのが攻玉社中学校(概要)洗足学園中学校(概要)の2校です。

攻玉社は英文読解、リスニング、英文法の3本柱が帰国入試を構成しています。洗足学園は英文法、単語、イディオムが筆記試験の中心です。

小6ライティングは350語中心

受験学年の英語ライティング対策は350語だけ書くのが合理的です。長い英文を短く圧縮するのは簡単ですが、短い英文を引っ張って伸ばすのは不可能に近いからです。

実質的には、英文で書く量が多い学校に合格して進学を嫌がる子が皆無な点。校則が無に等しいので、受験生も好印象を抱いているようです。

小4、小5英語ライティング毎回150語

語数は150語を上回るように練習させています。350語まで1つの問題で書けるように上限を設定せずに指導しています。教室の中で飛び級型の教え方をして、発展的な内容を、学年の枠にとらわれずに学習させています。

児童は先生で塾を選んで通って来るので、学年で上限を設定するのが無意味なのです。大学入試が一つの目標になります。ある熱心なお母様がいらっしゃいまして、就職後の英語力が関心の核心部分でした。就職でなくて、仕事で英語を使いこなせるか、です。

学校に合格して進学するのは前提になっていて、同じ先生が一貫して教える前提になっていると気付いた経験をして以後、目の前の受講生が働いているときの未来を想像しながら授業を進めることにしています。

仕事をどしどし進める部下に対して止める上司は珍しいし、上司になった日をイメージして学んでいるお子さんの場合はリーダーシップを既に発揮しているかもしれません。また、クリエイターに将来なろうとしているお子さんには、細かな指示は迷惑になるので、大枠だけ伝えて、創造性を育むように配慮しています。

小2以上の低学年は80語ライティングから初めて語数を増やしていく

5歳、6歳から小学2年生までは英文を書くことで自己表現をする充実感を感じさせることがライティング指導の本質です。自分を表現するには文章で書かないと相手に伝わらないですよね。

高学年と異なり、英文を提供して意見を英文で書くアクティビティ、純粋に自分の考えを英文で表す時間を交互に設けて英文の質を向上させていきます。

まとめ、ライティングを得意にして英語力をさらにレベルアップさせる

英語のリーディングは点差がつかず、合否の決定要因になりにくいです。他方、ライティングは高得点の答案と低い得点にとどまる答案の点差が大きくなります。

ライティングは対策に時間がかかりますが、書けるようになると合格への原動力になるので尽力したいものです。

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