中学受験 英語入試 長文読解の予想問題演習

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渋渋、渋谷教育学園渋谷中学校

中学入試 英語選択での長文読解は難しい問題に出くわすこともあります。中学受験の英語選択入試については特に実用的な情報が出回っていないカテゴリーです。小6の児童が入試の日にどの程度、得点しているのかも含めて、保護者の混乱ぶりは目に余るものを講師としては感じます。

そこで、情報が不完全な状態での英語入試の対策を、私がどのように児童にさせているのかを書いてみます。

難問への対処策

教室で私の授業を受講している児童については、答案を全てコピーしています。深夜に児童が書いた答案を読み直しています(苦笑)。講師の私も、不安なんです。ちゃんと、授業で教えた採点基準を踏まえて答案を書いているのか否か。

答えの書き方については、記述式について、つまり、英語で答案を書く問題については、正解が存在しない問題が多いことは、既に、何ページにも渡り、当サイトでお伝えしています。

なので、深夜に読んでいる児童の答案については、着想、内容がユニークかの2点を中心にチェックしています。小6の児童自身が『ダメだ、こりゃ』と思っている論の組み立てが合格答案なので、ここについては、誤解が多いので、本音を言うと、私は内心、危惧しています。とても、心配しています。

裏付けるかのように、エッセイ・ライティングに解答時間を独立して設定している某校のネイティブの先生(←英語の取り出し授業を仕切っている現場の先生)も画一的なエッセイが多いと説明されていました。英語だったので、説明が、私の聞き間違いであったことを願っています。

同様に、同じレベルの日本人教諭(←カリキュラムを統括している先生)も、エッセイで個性的な答案を書く児童を合格させたい、とお話しされています。かなり、強調されています。

一般生の場合は、敢えて、「ありきたり」な答案、すなわち、採点者が読む前に、濃いエスプレッソを3杯飲まないと、気が進まない答案を書かせることが講師の私にはあります。一般生が受験する学校の90%はライティングで点差がつかないのが理由です。ただ、今、ここで、私が述べているのは、そういう、2025年以降に少数派に転落する考え方ではなくて、イギリスとアメリカを中心とした発想の組み立て方について、です。

他方、記号選択の答案を見ていて、気になることが1点あります。

問題の難易度によって、得点率が大きく変動することです。問題が難しいと受験生の平均を大きく下回って、点数が下がる事実です。

難しい問題でも得点が下がらないように、対処策を施さないと!

難問の解き方を教える

難問の出来上がり方、作問者が意図的に難しくしている場合と無意識の場合の2区分があります、厳密には。ここでは、この区別は受験生には判別不能なので、議論の対象から外します。

難問の解き方そのものを教えます。実際に問題を解かせた後で、即時採点をします。で、点が低過ぎる場合には、児童に解いたときに感じたことを説明させて、その上で、子どもが理解出来る言葉でコツを教えます。

家庭で、練習する場合には、以下の結論を頭に入れて、難易度の解説付きの問題で練習させて下さい。(← 英語の問題集にある、answer keys だと不十分?)。英語入試の長文読解は保護者が付いて一緒に答え合わせをしている家庭も多いので、ご両親が言ってあげれば充分です。ケンカになりませんように(祈)。

  • 課題文の英文が難しい場合は、設問が簡単に作られている
  • 課題文の英文が簡単だけど、設問が難しい場合がある

前者は課題文の設問に関連する部分を6,7回繰り返して読むこと、設問と設問の関係を整理することの2点がポイントです。

後者は設問そのものを4,5回繰り返して読むことが突破口になります。本文は設問と離れた箇所を読むのですが、本文は読み取れている受験生が90%なので、あまり役に立ちません。

原典を先に読んでおく、入試のずっと前に

出題が予想出来る英語の文学作品は48人以下の作家が著したものになります。絞れば13人です。題名を聞けば、「ああ、あの作品ね」と保護者に言われる作品の読みにくいページからの抜粋が出題されます。なので、主人公、主要な登場人物が文中で果たす役割を事前に理解しておくと、正答率が最大30%上がります。少なくとも15%アップします。

ただ、作品を通しで読ませるのは個人差が出るので、英語で要約だけ知っておけば良いのでは? 1つだけ、アメリカの独立革命から南北戦争までの作品は出ません。あと第二次大戦も期待薄。

事前の対策で合格者が大きく変動する英語選択入試

難問が英語の長文読解で出題された場合に備えて、しっかり事前に練習と対策をしておくことで、安定した順位を受験生内で確保し、合格出来るようになります。

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