聖光学院中学校 2021年 第2回入試 算数の出題ミスを一律加点

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聖光学院中学校 2021年 第2回入試 算数の出題ミスを一律加点

入試問題 出題チェックの煩雑化

受験問題の作成には秘匿性、正確性の2つが要求され、特に前者が要求されます。入試問題の漏洩は何としてでも避けなければならないのです。

出題の漏洩を避けるために、出題者を絞り、万一の漏洩の場合に、追跡出来るようにしています。

入試問題の守秘をクリアして、次に生じるのが正確性の担保。5回も、6回も問題を解き直して、作問者は自らの出題の正当性を確認します。11回、12回と解くのはザラです。21回とか、24回とか、問題を作った先生は確認します。

なかなか入試問題を作るのは煩雑な工程を伴うのです。工程というのは、複数の先生で分業して問題を作り、確認するから。作業より、緻密で、細かな営みです。

入試当日 受験生にとっての出題ミスへの対応の仕方

50分の試験時間中に、学校サイドが出題ミスを発見出来ないことが稀に発生します。対応としては、一律加点が一般的です。

ところが、ここで問題が生じます。出題ミスの問題に時間をかけていた受験生は、どのようにして評価されるのか?

塾の授業での出題ミス対策の練習の仕方を解説

問題を解いて、直しをする。

基本的には解説をせず、自力で正解に到達させる。

行き詰ったら、平均2分の時点で、ヒントだけ与える。

3回ヒントを与えて、フリーズしたら、解説をする。

授業は問題を解いて、直すことを通じて、正解に到達する感覚を記憶させるプロセスで構成されています。

では、出題ミスへの対応はどうやって行うのか?

問題を解くときに、「見込み解答時間」を児童自身に決めさせて解かせる練習をしています。見込み時間を超えてしまった場合の対処を練習させることで、学校側の出題ミスへの対処の練習としています。

聖光学院 帰国入試 算数対策の問題

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