英語学習の中で、リスニング学習のみに焦点を当て、シャドーイングを通して英語を正確に聞き取る練習をしたいニーズに応えたサービスです。添削を毎日1回スマホ経由で受けられます。
要旨、シャドテンに向くヒト、良い結果、費用
スマホアプリを利用したシャドーイング学習に適した方、期待できる結果と費用についての要旨です。
シャドテンでのリスニング学習がはかどるヒト
純粋に英語のリスニングだけ集中学習したい方にとってピッタリなサービスです。英語の音を聞き取る練習に一人で、じっくり取り組みたいと願っている学習者にフィットします。
特に、英会話を通じてリスニングをレベルアップさせるのは、相手に反応をする必要があるので、気を遣ってしまい、集中できないと考えている方には効率が良い学習になります。
また、英会話だと自分が話す部分の練習は後回しにしたいと感じていて、優先順位がリスニング!と自分の学習課題がハッキリしている場合には、うってつけです。
シャドーイング添削で得られる英語リスニングへのプラス面
結論は英語の音を正確に聞き分けられるようになります。テキストを見て、読むと理解できている英文を、音だけで聞くと聞き取りにくくても何ら不思議ではありません。英語の音に特有の発音パターンを知らないからリスニングが上手くいかないだけなのです。
シャドーイングで、英語での発声の特徴を一つずつ学ぶことで、細かく英語を聞き分けられるようになります。リスニングが得意になるきっかけを掴むことができるのです。
シャドテン学習、シャドーイングのサイクル
シャドテンのシャドーイング添削サービスの概略を説明します。
学習サイクル、レベルチェックから音源を聞いて添削の返却まで
専用のアプリでシャドーイング学習、自分のシャドーイング音声を録音して、提出、添削の返却までの全てが完結します。順を追って、学習の様子をダイジェストで見ていきましょう。
スマホにシャドテンアプリをダウンロード
スマホのアプリをダウンロードします。ダウンロード完了とともに、スマホのアプリに英語のシャドーイング音源が収録された状態になります。2分弱です。
レベルチェックテストをスマホで実施
最初に、アプリのチェックテストで自分のレベルを測定します。学習に適した教材の速度を決めるためです。アプリのボタンを押して教材を聞いて、タップを繰り返しているうちにあっと言う間に終わります。
シャドーイングを練習して録音ファイルを作成、送信
次に、測定テストで判明したレベルのシャドーイングを練習します(毎日30分を目安に)。アプリに自分のシャドーイング音声を吹き込んで、ベストな録音ファイルを1つ完成してシャドテンに送信します。
返却された添削ファイルを復習して、理解を深める
24時間以内に添削が返却されるので、コメントに沿ってスクリプトを眺めてみたり、音読をしみたりして復習をします。
ここまでが学習サイクルの1周になります。
費用は月額21,780円、6ヶ月申込で21,780円キャッシュバックとTOEIC無料受験
6ヶ月分申込で、実質4ヶ月分の費用負担でシャドテンのサービスを受けることができます。
詳しいシャドテンの添削サービス内容、リスニングが上達する様子
詳しく、シャドテンでの学習について見ていきます。
本記事の執筆者は英検1級、準1級合格させている日本人講師
英検1級、準1級合格の指導をしていますが、自分自身でなく、小学生を中心とした児童を合格させているので、英語力については理解頂けることでしょう。教える講師が英語を知っていないと、指導ができませんから。教材を自作して教えていますが、今回は記事ライターの立場で書いています。
シャドテンでリスニングの成果が上がりやすい学習者のタイプ
毎日1時間、あるいは、深夜に45分、もしくは早朝に35分と時間を決めて英語の問題を解くのが好きな方には取り組みやすいです。
定額学び放題システムの1種で、毎日1課題のシャドーイング添削を受けることができます。学習リズムを上手く確立できれば、毎日課題を提出して添削を受けることも可能です。実際は、仕事で忙しい社会人の受講がメインで、1ヶ月30日の提出は容易ではありません。とはいえ提出できない日が続くと気になってしまう方も少なくなく、マメに毎日、課題を提出できる方の方が受講しやすいようです。
毎日、時間を決めて、勉強するのが好きな方にとってシャドテンは学びやすいです。
シャドテンに向かないヒト
リスニングで英語の音を聞き取れなくて困っている学習者を救うために理論化されているのが、シャドーイングです。英語を文字で読めば理解できるけど、音だけで聞くと聞き取って、意味を理解できない方に効率が良い学習メソッドです。
なので、向かないヒトは確かに存在していて、幼少の頃から11歳までに英語の音をしっかり聞き分けられるようになっている方はシャドテンの学習は適していません。向いていないです。
大きく3タイプの例示をすれば、シャドーイングが不要なタイプの学習者を理解頂けることでしょう。
帰国子女
ドイツ語やフランス語、スペイン語であっても、中国語であっても、帰国子女は繊細な音を聞いて区別することに敏感なので、特に英語のリスニングを音に注目して学習するまでもありません。
もちろん、英語圏からの帰国子女は有利です。イギリス系とアメリカで微妙に発音が異なるのですが、上手く区別して聞き取れているので問題を解けば足ります。
国内インターに通っている生徒
海外ゼロで国内インターに通っていて、帰国子女と遜色な英語を話す方々(←社会人も含めて)の英語力の高さにジェラシーを感じています(笑)。日本で生まれてからずっと暮らしてきたと説明を受けるのですが、英語の運用能力が高過ぎて、シャドーイングはあり得ないです。英語の音には極めて既に正確です。
がっつり英語を勉強している児童、生徒
お母様と一緒に英語を勉強し始めて実にキレイな英語を話すお子さんに会ったことがあります。シャドーイング学習をさせると聞き取れてしまって、無駄な時間になりかねないので、一人ずつ、確認が欠かせないです。
近年の英語学習ブームで増えています、英語のリスニングに強いお子さん。
シャドテンで得られる効果
シャドーイング学習で得られる効果のうち、体感できる主なものを挙げます。
リスニングの実力が向上する
英語を聞き取れるようになります。文字通り、ネイティブが何を言っているのか、区別できるようになります。話し手に対して、リピートの依頼をすることなしに聞き取れることが増えます。1回で英語を聞き取れる場面が増加します。
リスニングの軸ができる
英語の聞き取りの学習は奥が深く、得てして途方に暮れるものがあります。ですが、シャドテンで一通りの学習を経験することで、リスニング学習の軸が出来ます。
家で言うと、土台が出来上がるのと同じで、一旦、英語学習の基礎が完成すると、加速がついて、学習効率がアップするので、有益に違いありません。
英語の音と音の関係が直感的に把握できるようになる
英語の音と音の関係を掴めるようになると、英語の訛りや方言をも乗り越えて、聞き取れるようになります。イギリスを例に挙げると、少し地方にいくと、訛りがあって、聞き取れない事態が生じます。
また、アメリカでも、中西部と南部は独特の発音です。シャドーイングで単語を音で区切って、分かる部分に小分けして聞き取る練習をした甲斐あって、英語の訛りや方言で往生することなく、聞き取ることができるようになります。
スピーキングも上達する
リスニングの学習によって大量の英語を聞く過程で頻出フレーズや熟語、構文を暗記できる面もあります。結果論として、英語のスピーキングもレベルアップします。
シャドーイングで英語を聞き取ると同時に、自ら発声して英語を話すのが良い方向に作用しているのです。
英語でスピーチをするリズムを習得できる
シャドテンの教材にはスピーチも収録されていて、学習していると、英語で話すときのリズムも習得出来ます。すなわち、英語でスピーチをするリズムも身に付きます。
英語でスピーチ、2,3分で構わないのですが、をする場面になったら、実はシャドーイング学習のときに素地を築いていたことに思いが至ることでしょう。
シャドテンの効果だけに絞ってまとめた私の実感はコチラ。
シャドテンの口コミ
シャドーイング教材に特化していて、オンライン完結なので受講しやすく、twitterの口コミにも学習記録を書き込まれている学習者も数多いです。
毎日提出されている方が多いようで、日々の学習に組み込んで習慣化されている様子が添えられたコメントからも伝わってきます。熱心な学習者に支持されている様子が理解できます。
英検1級、準1級を小学生に指導する講師自身もシャドテンの評判を書きます
私は小4から3年弱、アメリカの小学校に通っていたので、発音はネイティブと同じです。準ジャパの小学生にシャドーイング学習を推奨する前の評価として私自身も学習してみました。始める前は、英検1級2次面接の発音が9点(配点10点)なので、今更、と自信満々で1回目を提出したのですが・・・
自分では思ってもいなかった添削での指摘に、我流で学習していたら発音を間違って覚えてしまうと想像し、ぞっとしました。
結論的には、自分の発音にネイティブと違ってしまっている癖があることに添削を通じて気付くことになりました。確かに、添削のコメント通りにスクリプトを読んでみると、自分の我流読みだと音がズレているのです。う~ん、なるほど。
提出した録音ファイルへの、添削コメントは大別して3通りでした。
- 細かな英語の発音漏れが生じているとの指摘を受ける
- 単語が連続するときに、区切って読んでしまっている
- 語尾のtを丁寧に発音し過ぎ、読まなくて良いとのアドバイス
TOEICリスニングの問題文をネイティブが朗読するときよりも、ハッキリと単語を読んでしまっているらしく、アプリ経由で返却された添削を分析すると、かなりネイティブな話し方を基準に指摘を受けていると言えます。本格的な発音、リズム、イントネーションを習得したい人にうってつけです。
シャドテンを提出し、添削を受けてまとめた評判(口コミ)はコチラ。
シャドテンの教材
シャドテンの教材にはバリエーションに富むコンテンツが含まれています。資格試験、学術的な英文、エンターテインメント、ラジオやTVの放送に対応した音源です。
TOEIC対策の英文
英語の資格試験で出題されるリスニング問題を聞き取れなくて行き詰っている学習者は非常に多いです。需要が大きいので、シャドテンの教材にも含まれています。
話す速度は比較的ゆっくりで、学習者が口に出して読むシャドーイングはTOEICテストのスコアを上げる目的を叶えるために非常に有効です。
複数の音源が収録されているので、TOEICテストのスコアアップにも役立ちます。
TOEFL対策の英文
日本でのTOEIC人気と比較すると、学習者の数は少なくなりますが、TOEFL対策の音源も収録されています。TOEFLの問題はスクリプトの英文を細かく分解してリスニングの練習を丁寧に行うと、点数が上がりやすいスッキリした内容になっています。
何度も声に出して、英文を読み上げることで、英文の勘所を押さえるコツを掴めます。
IELTS対策の英文
英語系の資格において、シェアは低いのですが、広範な教育機関で有効なIELTS。点数を上げるために入手できる問題数が限られているので、リスニング音源がシャドテンに収録されているのはとても嬉しいことです。
学者の講演、インタビュー
著名な経営学者が自らの幼少期について語る講演が収録されています。学者が話す英語は洗練されていて、大概の市民に受容されるフレーズが多用されているので、リスニング学習、スピーキング以上に、実はリーディングの実力養成にも寄与します。
他にも、インタビューが収録されていて、学習者に馴染みがある人物が登場して、シャドーイング学習をしていることを忘れて、内容に引き込まれてしまう興味深い素材も収録されています。
Japan Times の掲載文章
日本で発行されている英字新聞のJapan Timesからの音源も収録されています。味のある部分を音源として採用しているので、シャドーイング学習のキャリアが豊富な方にとっても、取り組んでみて、愉しめる英文になっています。
音楽家へのインタビュー
社会人の受講者に配慮して仕事に打ち込んでいるビジネス・パーソンが感情移入しやすい音楽家へのインタビューも収録されています。質問に答えている出演者も場慣れしていることが英語から伺われ、インタビューされつつも、歌うかのように英語で質問に回答していきます。シャドーイングで何回も口に出して、英語を追っていくと、出演者が英語で答えつつも、実は話すことを愉しんでいることを感じ取ることができることでしょう。
シャドテンの教材について、私のまとめはコチラ。
シャドテンのデメリット
オンラインでのスマホアプリによる学習なので、批判的な意見も確かに存在します。
全てオンラインで完結、Zoomや電話フォローなし
全ての学習がネットで完結し、Zoomや電話フォローはありません。画面共有や音声でのフォローもサービスに含めると月額8万円を超えるサービスでないと提供できないでしょうから、止むを得ないです。
英文法の解説なし、構文の解説なし
リスニングで聞き取る英文の英文法、構文についての解説はありません。本質的には不要ですが、英文法を駆使して英語を理解しているパワーユーザーにとっては、英文法の解説がない点に対して物足りなさを感じるかもしれません。英語構文についても社会人の英語学習者には得意な方が少なくなく、構文で解説すると喜ばれると断言できますが、一切、解説はありません。
小テストがない
英文を聞き取った内容の理解度は測定しません。TOEICリスニングのように、スコアを出して一喜一憂する学習形式でないので、英語の聞き取り学習に徹して取り組むイメージです。設問抜きです。
オンライン受講生コミュニティーがない
ネット系の学習サービスでは、オンラインコミュニティーを会社が提供して、受講生同志で励まし合うスタイルの学びの形式もあるのですが、シャドテンにはコミュニティ機能の提供はありません。
スピーキング、ライティングはゼロ
スピーキングとライティングの学習はありません。定まった英文の朗読がアプリに収録されていて、補助的に英語のスクリプトが掲載されています。スピーキングにも有効ですが、自由に話す練習をするスピーキング機能とライティング機能はありません。
シャドテンの月額21,780円は高い?
近所の英会話教室に通えばリアルの英会話レッスンを受けられますが、費用的にはシャドテンと遜色なく、かつ、講師の質が不安定です。よしんば講師が気に入っても、目の前に講師が居ることへの対価なので復習や予習、家庭学習教材の指定も期待すると月額6万円を超えるので、トータルで比較すると、シャドテンの月額は妥当に思いますが・・・
月額21,780円は高いイメージされることが多いのは確かです。
シャドテンのメリット
自由に学習できて、質の高い教材と添削を受けられる利点は目に見えない部分ですが、精神的な安心を感じられます。結果として、勉強に専念しやすい環境を整えられるので、費用を上回ると考える受講生が多いのでしょう。
自分のペースで学習できる
仕事に就いていると、急な残業、休日出勤が不可避で教室に通って勉強するのは難しい面があります。オンラインでの学習だと、自分のペースで学ぶことが可能になるメリットがあります。
場所と時間を自分の好きな組み合わせで学べる
勉強に没頭できる場所と時間を見付け出して、自分が好きな空間、タイミングで学習できるのが、シャドテン学習の長所です。英語の音源をシャドーイングして作成する録音ファイルの提出と音源添削で成り立っている学習なので、学ぶ場所と時間を問わないのです。
自由に場所と時間を選んで学習できるメリットがあります。
スマホで学習が全て完結する
常に身の回りに置いて、持ち運んでいるのがスマホ。スマホだけで学習、提出、添削の返却が全て可能なのは、とても便利です。
間違えて発音を覚える心配がなくなる
添削を受ける最大の長所。独学でシャドーイングを学んでいると、発音を間違って覚えてしまっても誰も指摘してくれません。シャドテンでは学習者が実際に発話した英語の添削があるので、勘違いして違う発音を覚えているときは指摘を受けられます。間違って覚えることがないのが良いところです。
独学では間違えて発音を覚えたままになる危険が残る
独学では間違えた発音を覚えたままになる可能性が生じます。仮に人前で英語を話して誤った記憶が原因で英語を間違えても指摘してもらえると限りません。音声を添削してもらえるのは、英語で話したときに恥をかかずに済み、大助かりです。
教材選びの不安から解放される
英語学習で大変なのは教材選びです。良質の教材は一般の書店では手に入りません。英語だけで書かれた教材だけど、良い教材は結構多いです。日本語訳がないにも拘わらず、ちゃんと読めて、理解でき、肝心な英語力も付く教材があります。でも、どれが適切な教材か、自信を持てないものです、学習者は。
教材選びに悩まなくて済むのが良い点です。
ミスマッチを防止できる
シャドテンの教材を自分のレベルに合わせるのが最も難しいです。簡単過ぎても学習する意義が低下するし、かといって、過度に難しい教材を使うと、内容を理解する作業でいっぱいいっぱいに・・・
教材選びの心配から解放され、自分に合った英語の素材で学ぶことが可能になります。
専用アプリに自分の音源が保存されるので復習しやすい
学習履歴がスマホに残るので、紛失することがゼロになります。スマホの記録が消えてしまう確率は極めて低いので、自動保存された音源をもとに、思い立ったら何時でも振り返りができる長所があります。
添削結果が全てアプリ内に保存されるので学習記録として有用
添削結果も自動保存されるので、後で復習しやすいのがあまり気付かないメリットです。一定期間が経過した後に復習をしてみると、自分の進歩が手に取るように分かって有益です。
添削結果を見直して、復習することで、モチベーション向上の効果がある面も見逃せません。
シャドテンを3ヶ月続ける
3ヶ月シャドテンを続けると、学習効果を実感し始めるようです。最初の1,2ヶ月は毎日、続けることに焦点を当てれば、やがて慣れてくるので、シャドーイングが苦にならなくなります。
開始2,3日目から1週間目までが英語の音源を追って、30分話すのに何度もとちってしまい、違和感を感じてしまうかもしれません。上手くいなかいのは着実に進歩している証拠と信じて、続けてみて下さい。まず、最初の目安は3ヶ月です。
シャドテンの退会方法
止むを得ず、受講期間の途中で退会する場合は、退会フォームに記入して手続き終了となります。
「シャドテン」で検索して、トップ画面を表示します。
退会フォームがアンケート形式になっているので、記入が必要です。
引き留めはありませんので、入会前に退会の煩わしさを想像して、二の足を踏むことは無用です。オンライン学習なので、退会処理はあっさりしています。
アンケートの記入を終えたら、「解約する」ボタンを押して解約手続き終了です。
まとめ
シャドテンはPROGRIT社が開発したシャドーイング学習専用のプログラムです。英語のリスニングが苦手な方が一人でじっくり取り組み、添削を受けることが可能なサービスです。
1日30分のシャドーイング学習を続けていくと、英語のリスニングで細かな聞き分けが無理なくこなせる土台を作ることができます。無料7日間トライアルがあるので、気兼ねなく試してみると英語のリスニングを得意な日々への第一歩。
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