慶応湘南藤沢中等部の帰国入試で合格に必要な偏差値

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慶応湘南藤沢中等部

英語入試と4教科入試、2通りの入試方式。帰国生は1つを選択し受験します。慶応大学の一貫校受験で大変なのは中学入試の面接で50%が不合格になる点で慶応湘南藤沢中等部でも筆記で合格後に面接で50%が不合格になります。

慶応湘南藤沢中等部 帰国入試の80%偏差値

一般生より低い偏差値で合格できるのは確かです。海外からの帰国子女が中学受験できる主な学校として3科入試(英国算)、4科入試を挙げています。

サピックス(推定)四谷大塚(英語推定)日能研(推定)
英語国算3科男52 女53男57 女61男56 女59
4科目男54 女55男61 女63男59 女62
慶応湘南藤沢中等部80%合格可能偏差値

英語入試で得点を稼ぐ方法

英文法の問題、イディオム、リスニングの問題が出題され、対策が容易な問題です。こちらのページで慶応湘南藤沢中等部の英語入試を設問のタイプ別に詳しく解説しています。

対面授業で慶応湘南藤沢中等部の英語入試対策(JR西大井駅(徒歩5分)月木16:55月額91,200円)を実施しています。

2年以上時間がある場合の対策の仕方

ライティングは試験時間のうち15分程度で仕上げる問題ですが、トップ層は時間無制限で答案を書くように指示すると55分以上、あ~でもない、こ~でもない、と考えて完成させます。

試験会場で英文を書かせる問題は出題できる問題の範囲が決まっています。傾向が明白なので、頻出の8パターンを繰り返し練習するのがポイントです。

頻出ライディングテーマ(英検1級、TOEFL、IELTS含む)

  • 環境保全
  • 未来の地球
  • 歴史上の出来事について
  • 一番印象に残った思い出
  • 尊敬する人
  • 気に入ったもの
  • 困っているヒトを助けるべきか否か
  • 入学後に実現したいこと

小2以下の対策の仕方

リスニング、読解、ライティング英文法の順番で学習すると早ければ小4で終わってしまいます。ライティングは帰国子女向けの英語塾、ネイティブが教える塾とは違う教え方をしますが、何故かネイティブより英語を書けるようになるまでの時間が短く終わるのが、解けない謎です。説明をしないから、かなぁ~?

小3, 小4にとっての対策の仕方

長文読解、英文法の2つを重点的に学習すると有意義です。ライティングの基礎は小2にあるので、小3と小4は英語の読解のみに重点的に時間を割けば良いです。慶応湘南藤沢中等部の英語は、長文読解の正答率の高低と合否が一致するに違いないですから。

読解問題の出来が不合格の確率を高めてしまいます。

ところで、慶応湘南藤沢中等部の英語長文読解についてですが、センスは不要です。英文を読むときに、ストーリィに没頭できて、ユーモア精神を忘れないことがマストです。真面目に読解問題を読んで、問題を解こうとすると×が30%弱出ます。問題を解いていて、ガッカリですよ。

1年以上時間がある場合の対策

リスニングで正答率を上げて、英語力全体をアップさせられる時期です。

リスニングは正答率アップの動機が児童にない

小6が問題を解く様子を見ていて、リスニングの正答率を上げようと執着しない点が印象的です。高2や高3は解けないと授業が終わっても、帰宅せずに学習相談に突入するのですが、小学生はあっさり。中学受験の合格者がさっぱりしているのです。言い換えると、得点向上の余地が大きく、学習のさせ方で違いが生じる分野ですね。

過去問にリスニング音源がない

入試の過去問に音源がないので、親がいないところで解いて実力アップが出ないんです。社会の用語、国語の漢字、算数の文章題と図形の3科目については、ベッドの中で親に内緒で解いて密かに実力アップしてくるお子さんもいるのに対し、リスニングは音源へのアクセスで数値が変動するので(苦笑)。

残り90日の対策

口が裂けても言えませんが、残り90日間でかなり伸びます。小6は根は素直なので、愚直に問題を解けるように練習できるのですね。

残り3ヶ月で英文法の追い込み可能

英文法の問題は小6にとっての盲点が出題されます。英語1級に合格していても話もしないし、見もしない英文法が出題されます。高校1年生の英文法で学ぶ内容が出題されるのですが、対策塾で学習しても忘れている筈なので、残り90日で、追い込みをかけると得点確実ですよ。

残り3ヶ月の英単語と熟語暗記

英単語と熟語は向き不向きがありますが、英検準1級の英単語が近いですね。ネイティブ教員が多い学校ですが、東方に位置する学校、河川に近い学校と異なり、日本の高校生が必ず暗記する英単語と熟語と親和性が高い問題が出ています。近所の個別塾にいる大学生に習っても大丈夫ですよ。

慶応湘南藤沢中等部 英語入試の設問タイプ別の分析と対策の仕方について

4教科入試で得点を稼ぐ方法

社会は短期で得点アップが簡単なので書いておきます。社会が得意なお子さんは忍耐強く学習を積み重ねる能力に恵まれていますが、解く問題を間違えていて、点が伸びないことが往々にしてあります。他方、苦手な児童、算数と理科で稼いでいるお子さんは範囲を絞って学習すると伸びます。

意外と国語も保護者が暖かい目で見守ってあげられる前提で中学受験に取り組んでいる家庭の場合は短期で偏差値8アップ可能です。算数と理科は文字数の関係で割愛。

国語

慶応湘南藤沢中等部における国語の問題は多分に実験的です。偏差値で測れない問題になっているので、低い偏差値での合格も頻繁に出現する一方で、70越えの不合格も珍しくありません。では、設問ごとに可能な得点アップへの道筋を見ていきましょう。

日本語200文字作文は平均点が低い

国語の200文字作文は平均点が低いです。仮に、受験生の得点が高いとしても、答案のレベルは低いです。採点基準を甘くすれば、平均点が高くなるでしょ。

採点基準を厳しく設定していると仮定して、平均点が低いのです。なぜ平均点が低いのか?

学習塾で国語の授業をするときに、正解は一つ、と強調して教えます。唯一解を希求して塾で授業をするのが有名中学校の合格者数で一位を確保する秘訣なので、しょうがないのですけど・・・

採点基準にユニークな着眼点、個性的な視点、独創的な答案構成の3点が含まれているので、答案を自由な着眼で書くのが高得点への突破口です。では、どうやって優秀答案を書けるように対策をすれば良いのか? 以下の2通りが主な対策です。

良質な模範解答の比較研究でレベルアップ実現

模範答案を大量に入手して研究するのが、最良の対策です。たくさん200字作文を書くのでなく、読むのです。重要なことは模範答案を写したり、声に出して読んだり、要約したりして自分のものにすることです。

崇高な答案を真似することで、全ての児童は後に書く200文字作文のクオリティを上げることが可能になります。複数のサンプルを比較して、検討し、研究することを忘れずに。

予想問題を3回書くと問題慣れに資する

ボトムラインは予想問題を3回書くことです。3回書くと、リアルに時間配分、自分が書ける答案の上限、自分に不足している知識、語彙、国文法を把握できます。同時に、入試までにするべき準備の詳細データを入手できるので、答案を書いてみることをおススメします。

説明文は抽象度が高い文章なので注意

塾や模擬テストの文章と根本的に異なる文章が出題されるのが、説明文の問題で厄介な面です。模擬テストは偏差値31の受験生にも解いて為になる文章を読ませる機能もあるのです。偏差値31から偏差値49までは小学校の教科書と同じ文章水準なので、読みやすいのです。

一方、慶応湘南藤沢中等部の偏差値になると、抽象度が高い説明文の文章が出典として選ばれます。よ~く受験生が説明文の問題を解く様子を観察していると、設問を解く前に、文章を読めていないことがあります。

関連した国語の文章を読んでおくと役立ちます

出題が予想される国語の説明文に関連した文章を事前に読んでおくと有益です。国語の実力を上げてくる児童を注視していると、解けなかった文章に関連した書籍を入手して読み込んでいる形跡がありました。図書館で調べれば充分ですね、確かに。

漢字は頻出問題集に毎日15分取り組む

漢字は毎日、勉強に取り組む冒頭、あるいは、締めに15分程度、取り組むと精度が上昇し、入試でも高得点を期待できることでしょう。

明らかに漢字練習に不向きなタイプの児童も存在します、不思議なことに。算数や理科の難問が好きなお子さんです。漢字が出題される学校の書き取りは特に、算数と理科で稼ぐ子については、捨てても余裕を持って合格点を遥かに超える点数で受かる傾向が強いです。

社会

慶応湘南藤沢中等部が出題する社会の問題は一見難しく見えるときがありますが、5,6秒落ち着いて考えれば、既に暗記している基本的な知識で解ける問題が8割を占めます。残り2割は視点を変えて、考えると答えが思い浮かぶことでしょう。

過去に出た問題は出ないのが原則

模擬テストは頻出問題が出題されますが、逆に入試問題は過去に出題していない問題が出ます。間違えている保護者が大半なので、繰り返しておきますが、一度出題された問題は出ないのが原則です。

地理は資料と地図の読み取りに絞る

地理を苦手にする児童に多いのが、資料と地図の読み取りで失点を重ねていると思い込んでいるお子さんです。違います。ちゃんと理解できています。真面目過ぎて、自分が理解できていないと思い込んでいるのです。

基本事項の理解に問題はなく、お子さんに採点基準、正解を識別するときの判断基準を教えてあげて、解けたときに褒めてあげれば、点数に反映されるようになります。時間がかかりますが、満点をとれるようになるので、意義は十分にあることと思います。

歴史は「流れ」を重視、用語は捨てる

歴史用語を書かせる問題が一般的ですが、テクニカルターム暗記が不要の問題で点を上積みする学習方法が効果的です。時代の変遷、時代の節目に焦点を当てて、問題を解いて、知識を整理すると得点アップにつながりますので、用語の暗記をほどほどに、時代の流れを問う問題を解くと合格点を超えます。

公民は点を稼ぎやすい

平均的な難易度の問題しか出題できないのが公民の特徴です。政治と経済の2つの分野で公民は成り立っていますが、政治は用語を問う問題、経済は名称を書かせる問題までが小学生に要求できる知識水準を踏まえると上限です。

たとえ過去問に難問が出題されていても小6には解けないんです。

満遍なく、偏りが出ないように全範囲の用語を書けるように覚えるのが得点を上げるコツです。

例外、繰り返し出題される問題あり

原則として社会では同じ問題は出題されない、と述べましたが、繰り返し出題される問題もあるにはあります。入試問題は6割を受験生が知っているであろう知識水準を基準に正解できると出題者が想像する問題で構成されます。すると、同じ用語を核に繰り返し出題することになります。

反復して出題されている社会の問題は優先して学習すると点数が上がりやすくなります。

公民は同じ問題が繰り返し出題

標準問題しか小学校の授業時間の関係で出題できない公民は特に繰り返し同じ問題が出題されます。奇をてらって、変わった出題をしても、受験生には解けないのです。

繰り返し、標準問題まで、基本問題から答案用紙に再現できるように漢字も含めて練習しておく必要があります。

まとめ

慶応湘南藤沢中等部の帰国入試で合格に必要な偏差値について書きました。英語選択3教科型と4教科型の2つから1つを選んで受験する上で、偏差値ベースで伸ばすための学習法を書きました。

慶応湘南藤沢中等部の英語を目標校にした対策授業

帰国子女が中学受験できる主な学校まとめ

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