記述式しか国語で出題されない筑駒は入試対策に頭を抱えてしまうものですが、合格レベルの児童はすいすい答案を書いていきます。合格したい。では、どうやって対策をするのが最適でしょうか?
大量に記述式の問題を解いているのが顕著な特徴です。幅広いジャンルの問題の記述式問題を解く積み重ねで答案の表現力を磨いています。同時に、国語の読解力も高めていきます。具体的な学習の仕方をみていきます。
解答欄を埋める、9割の文字数を目安に
上位校に安定して合格するタイプの生徒は120%の文字数で記述出来るのですが、超過して記述出来るのは才能に近い部類なので、一旦、除外。
平均君の解き方は、解答欄の9割を埋める書き方をすると堅実な答案を書けるようになります。
「何を書けば良いのか、分からない」受験生は一つに絞って記述する
白紙の解答欄に日本語で答案を書くのは、最初は結構、面喰うものがあります。何を書けば満点なのか、途方に暮れるのが普通です。
設問が問うているポイントを一つに絞って記述してみて下さい。慣れてくれば、2つ目、さらに3つ目と増やしていけば十分です。
大抵は一つ目の記述ポイントに配点の60%があります。外さないで中心を射抜けば合格点に達するのです。
大量の記述問題を解いて、文章のセンスを磨く
出題者はオリジナリティを重視します。オリジナリティには問題選定の独自性が出題者の意識における比率が高いです。
フランス文学から出題した翌年は日本の現代作家から出題してみたり、と同じ傾向の出典が連続することを避けたい心理が強く作用するのです。
では、受験生はどうか? というと・・・
苦手な文章があることでしょう。ロシアの文章なんて興味ないよ、と思った瞬間に、得点が下がるリスクが生じます。
満遍なく、様々なジャンルの文章を読んで、記述式の答案を書く練習を積むと得意な文章が増え、合格に近付くのです。読書は、頭に入らないことも多いので、国語教師としては初心者レベルです。上級の国語指導者は児童の感想や意見から授業に入り、文章の読解をカットしますから。
まとめ、記述式は答案を書いた受験生が合格しやすい
筑駒の合格者は記述式の問題を大量に解いて対策しています。一般的には決まった時間に、決まった時間割で、前もって決められたカリキュラムに沿って記述の問題を解いています。
でも、重要なことは、前もってカリキュラムを固定出来るということは、圧縮や短縮も可能なわけで、センスが良い家庭では、短時間で成果を出す先生に習っています。成果とは合格を狭義では指します。
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