海城中学校に帰国子女が合格した後の学校生活

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海城中学校

東大と医学部への進学者が近年、増加しつつあり、今後、海外大学への進学にも注力していく、とのこと。

英語の進度

英文法を重視し、綴りや発音の正確性の確認に時間をかけています。日本の大学入試が英語では英文法の知識を問う問題を出題することに起因しています。

2021年入試から大学入試ではリーディングとリスニングが重視されるように変更されていますが、主な大学では保護者が目にしない出題で、むしろ、英文法の知識を前提とした問題を増加させています。

学校で大学受験対策をするので、どうしても英文法重視の印象が強くなりますが、入試の問題傾向を踏まえると、海城中学校の授業の進め方は理にかなったものと言えます。

取り出し授業はあるが時間数は少ない

英語選択で受験した生徒を中心に取り出し授業はあるのですが、時間数は少ないです。難易度が近い学校では6年間取り出し授業であったり、3年間取り出し授業であったりしますが、海城中学校では取り出し英語の時間数は僅かです。

数学の進度

数学の授業は速く進みます。高校受験を廃止しているので、尚のこと、速いです。立地が近い幾つかの学校は進度もゆったりしていて、内容もやや高校生になってから難しくなるので、海城中学校の数学の授業の進みの速さと学習の深さが特徴的と言えます。

海外の数学教育との比較研究に詳しい

数学教育について、海外の事例に詳しいのが海城中学校ならではです。教員間での交流を海外の学校と行うことで、先生方が外国の数学教育に詳しくなっている面もあります。

生徒から見れば、海外の数学教育を踏まえた授業を海城中学校で受けられる利点があります。

カナダ研修を中心に海外での学習も(選択制)

学校の授業に余裕のある時期に海外研修へと希望する生徒は応募することができます。中期研修と短期研修があり、カナダへの応募者が比較的多いです。

アジアの国との交流も盛ん

外国での研修プログラムが複数にわたり、用意されていて、アジアの国での研修もあります。

大学受験対策、校内での講座が充実

海城中学校での大学受験対策は豊富なコースに恵まれています。大学別の講座があること、テーマ別の講座が複数あること、2点が特徴で、教員が大学入試の問題に精通していることが伺えます。

他校は予備校の映像授業や個別塾の有料講座が一般的

中堅校では教員が大学受験対策の課外講座を担当しないことが多いです。大手予備校の映像授業や個別塾の有料講座を学校内に設けて、大学受験対策の放課後授業をすると考えておいた方ががっかりせずに済みます。

海城中学校では教員が通常授業と互換性を持たせた大学受験の課外講座を実施しているので、保護者の評価も高く、人気の大きな要因になっています。

まとめ

海城中学校に入学後の学校生活について大学受験対策を中心に綴っています。大学入試への取り組みをメインに書いていますが、受験対策にも効果をもたらす海外研修の概要も紹介しています。

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