エッセイは着眼を重視する試験で、ネイティブ講師の模範答案を暗記しても平均点止まりです。独自の視点で答案を磨く練習を繰り返すと高得点になります。
3つの学校で英語の詩への分析エッセイが出題され、対策授業をするのに時間がかかっているので、採点基準を書いておきます。
日程が最後の学校の答案が書きにくく、最初の学校は分量勝負です(苦笑)。真ん中の日程に位置する学校は工夫して個性を発揮すると良いでしょう。
解答用紙の規定量に達しているか否か
280語を書けると仮定して、語数が十分あるか否かを採点者は確認します。問題が難し過ぎて、誰も出題者の意図を把握できていないことがあります。では、どうやって採点するか?
文字の量で決めます。信じられないでしょうけど、本当の話しです。
上目線で答案を書けば規定量に達しつつ、良い答案になります
浦島太郎で考えてみて下さい。太郎にならない為には、どうすればよかったですか。
独自の視点で英詩を分析しているか否か
受験生が導いた結論の当否については配点がありません。極端な話し、正反対の結論に対して配点を付しています。
例を挙げると、
Freezing
Every liquid freezes at a certain temperature.
So does human mind.
Likewise, every frozen material melt and become liquid at a certain temperature.
Ice melts at 100 degrees Celsius.
In the same way, even steel melts at an extremely high temperature and become red liquid as you all have seen in science class.
Then why not human mind melt?
予想問題
Do you agree with the author’s view that human mind both freeze and melt?
Take various poetic techniques into consideration and explain why in no more than 280 words. Recommended time is 18 minutes.
解説、I agree. でも I am against the author’s view. でも結論に配点はありません。次に記述がなされるであろう、理由の部分を緻密に構成できるか否かに配点の8割が付されます。
英詩の表現技法への言及の有無を確認
無くても合格答案になります。小学校によって、詩の授業への時間配分が異なることが第1の理由。中学校の入学後にゼロから教え直す筈であることが第2の理由だからです。
まとめ
現実的な採点基準をボトムラインから順番に書きました、重要度順です。
上手い講師の教え方を最後に書いておきますと、毎回、書かせておいて、答案には論評しないんですよ。ただ、毎回、解答例を配布するのです。
加えて、本を毎回1冊配ります。講師は児童の質問には真面目に答えますが、指示をしないのですね。考えて出てきた質問には複数の解釈を紹介するだけです。
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