社会人に効果的なリスニング学習法にシャドーイングがあります。
外国との業務で英語を使う必要に迫られる社会人は多いです。早朝、休日に英語学習に取り組む社会人は少なくないです。夜間に英語学習に毎晩取り組む方も。
仕事の時間の合間を縫って、効果的な学習、特に、リスニングに絞ると、シャドーイングがあります。
シャドーイングって、どんな学習方法?
英文の朗読の後を追って、音読をする学習方法です。
長所、メリットは、どんな点に?
自分のペースで学習出来る
ネイティブ講師、日本人講師に合わせなくて良い
英会話のレッスンだとネイティブ講師のペースに合わせる必要があります。管理上の観点から講師が毎回、変わるスクールが一般的です。日本人の講師であっても、受講生のペースにピッタリ合わせるのは至難の業です。どうしても、受講生の望む授業スピードで教えるのが難しいのです。
ありますよね、『そこ、もう少しゆっくり』とか『繰り返し、英語のフレーズを言って欲しい』とか言いたいけど、言いにくい細かな要望。
シャドーイングだと、学習者が自分のペースで学習出来るので、講師に気兼ねなく学ぶことが可能になります。
時間、場所を自由に選んで学習出来る
社会人の英語学習の最大の困難は学習時間の制約です。
どういう訳だか、仕事が鬼のように忙しいビジネス・パーソンほど英語が必要なのです。かと言って、時間に融通が利かず、仕事の相手先の都合で、時間指定のレッスンだと、急な仕事の都度、キャンセルが必要になります。とても困る。
良い解決策があって、シャドーイングだと学習者が時間を自由に設定して学ぶことが可能になります。
2つ目の制約。場所。社会人だと出張があります。社内の事業所間の移動も然り、顧客先に出向くのも然り。学習場所にも困るのが社会人です。シャドーイングだと、学習場所に困ることなく学ぶことが可能になります。
スピーキングの実力アップ効果もあります
「聞き取り」に最も効果を発揮するのがシャドーイングです。あまり認識されていない事実ですが、シャドーイングで英語を聞き取る力が向上すると、話す力もアップします。リスニングが苦手だと、英語を聞き取るプロセスにエネルギーを使ってしまい、話すことに集中出来ていないのです。
一度、リスニングに自信を持てるようになると、今度は、スピーキングに注力出来るようになるのです。頭の中は、自分が話すときに、効果的なフレーズを選ぶことで夢中になりますから、英語で相手と満足のいく会話が可能になります。
サポートで学習効果アップとモチベーション維持
シャドーイングは独学でも可能です、もちろん。最大の壁は孤独に耐えて、目的意識で自らを牽引して学習を続ける必要があることです。かなり挫折しそうです・・・
語学学習の最大の敵は、孤独感が押し寄せてくることと成果を実感出来ないこと、2点だからです。
シャドーイングした内容を音読して添削を受けること
教材を聞き取り、音読した内容に対して添削を受けると、学習の継続が容易になり、効果を実感出来ます。
学習の進行管理サポートが心強い
シャドーイングで大切なことに、学習の進行管理があります。2面性があり、主として教材の進行状況、見落とされがちなのが「深さ」です。適宜、学習管理のサポートを受けることで、効率良く、学習が進みます。
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