男子校で英語1教科の試験を実施していて、進学実績に安心を感じるのは攻玉社だけです。類似の学校には算数、多い所では国語も加えて3教科の試験で科目数が多くなります。
長文読解は英語の学術論文で点を稼ぐ
学術論文の読解問題が合否を分けます。イギリス、アメリカの大学に在籍している研究者が書いた英文を一部書き換えた文章を読解問題として出題されるのですが、合否の決定要因となっているのが真実です。
ネイティブ講師が学術論文の読解を上手く教えると期待できない理由
ネイティブ講師が教えても必ずしも得点力アップしない箇所です。受講生は日本人で家庭では日本語で父母と話しているわけで、抽象概念は日本語で把握している子が過半ですから。
実はネイティブ講師の教員としての資質を調べていました
キレる、上目線でなじる、とぼける、3つの反応をするネイティブ教員が人気校には少なからず存在します。某大国出身の先生に多いです。
ちゃんと話すと理解し合えるのですが、塾生のママがネイティブ教員に核心を突いた質問をするとは思えないので、代わりに質問をしています。当然、ネイティブからすると、不快に感じて、反発を食らうのですが・・・
でも、耐えて、ネイティブ教員と話しています。入学前にマッチングをしっかり確認しておかないと、中学生以降は親が助けてあげられない闇が大きく広がりますから。学校の先生と合うか事前に丁寧に観察しておかないと困った事態を後で招きかねないですから・・・
攻玉社が出題する英語の長文は日本語に訳して読んでも、難しい内容を出題するときがあり、ネイティブ教員を見ていて、自走できる子じゃないと、英語で説明されても理解出来るようにはならないかも?と講師の私は不安にならないとは申しません。大抵は、現代イギリスの社会事情、北アイルランドを説明して、その後に、長文の内容理解を問う設問の解き方、つまり、誤答の直し作業に入りますゆえ。
ネイティブ教員のキレ具合からすると、この前段の現代アイルランド事情とイギリスの部分の説明を非常に億劫に感じるようです。イギリス人からすると常識であっても、日本人の小学生には別世界ですから。
地味が学校のネイティブ教員は穏健で落ち着く
このサイトで一切言及していない学校のネイティブ教員とも大勢話したのですが、地味な学校になればなるだけ、ネイティブ教員は穏健です。理由はよく分かりませんが、同じ質問を各学校でしていますから、不思議なもんです(苦笑)。
英語の物語は点差がつきますが、小学生には読みやすく感じるようで出題者も困惑しているに違いありません。大学受験生だと逆で、極端に解けない生徒が出現するものですが・・・
英文法は攻玉社で頻出の19単元を完璧にマスターする
英語の試験で英文法を出題するときに、作成できる問題に限りがあります。英文法の単元ごとに問題を作るしか、作問の方法がないのです。19単元で出題の82%を占めますから、的を絞って練習すれば得点ベースで合格者平均を上回ります。
今後は英文法の出題が減少します
世界的にみて、英文法を直接出題しても受験生の真の学力を測定できないとの判断が主流になっています。なので、英文法の問題は今後、減っていきます。
攻玉社のリスニングは英検1級の問題で練習する
英検1級合格者でも、リスニングは高くて正答率88%で満点近くといえども、入試の緊張感を考慮に入れると正答率は決して高くない筈です。
リスニング問題は自宅でも解いて練習できる問題も用意すべきとの観点から、英検1級のリスニング問題で100%をとれるように練習するのが適切と考えています。
面接で不合格になることはない
攻玉社の面接試験はファン作りを目的にした試験です。結論的には面接試験でしどろもどろになったからといって不合格の直接要因には絶対になりません。学力試験の結果のみ、です。
面接試験が原因で不合格になる児童はいます。逆説的ですが、事前に面接対策、作り込んだ提出作文を書くこと、面接の練習の2つを怠ったがために、メンタルが不安定になって不合格を招いてしまう場合です。残念ながら、面接試験が原因の不合格と言えます。
ところが、面接試験をバネに合格する例もあるんです。驚くことに。
面接試験の練習は9月、10月に本格的な想定演習を行います。最終確認です。仕上げ段階を早い時期に設けることで、答えられないと気付いた児童は大急ぎで学校説明会に申し込みをして、自ら、情報収集を始めるからです。
毎晩、熱心な子は朝に早起きして勉強を始めます。学力も不足していると気付くからです。
ですが、繰り返しますが、攻玉社では面接の不出来で不合格を出すことはしていません。間接的に不合格につながるだけです。誤解がないように注意して下さい。
まとめ
攻玉社の英語選択入試は、学力だけを問う良問揃いの練られた試験です。入学後も、男子として自立し、判断力を養う教育が行われています。
英語1科目入試は文字通り英語1科目で合格を狙える試験です。
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